生物多様性条約・遺伝資源を巡る最新情報説明会
「第2回名古屋議定書政府間委員会(ICNP-2)報告」


日 時:平成24年7月24日(火)15時〜17時
場 所:一般財団法人バイオインダストリー協会会議室


プログラム

  1.  第2回名古屋議定書政府間委員会報告「名古屋議定書に関する最近の動向」
    経済産業省 生物化学産業課 事業環境整備室長 田村道宏
  2.  「遺伝資源へのアクセスと利益配分(ABS)に関する名古屋議定書をめぐる国際動向」
    一般財団法人バイオインダストリー協会 生物資源総合研究所 炭田精造
  3.  「JBAのABS支援事業」
    一般財団法人バイオインダストリー協会 生物資源総合研究所 井上 歩
  4.  「遺伝資源へのアクセス手引第2版発行について」
    一般財団法人バイオインダストリー協会 生物資源総合研究所 渡辺順子

<ICNP-2報告会 開催概要>
 2010年愛知・名古屋で開催された生物多様性条約締約国会合で採択された名古屋議定書の決議事項で、名古屋議定書の締約国会合が開催されるまでの間に準備会合として、政府間委員会(Intergovernmental Committee of the Nagoya Protocol :ICNP)が2回開催されることとなっていた。第1回委員会は2011年の6月にカナダ・モントリオールで開催され、第2回は2012年の4月の予定であったが、開催国の事情で延期となり7月2日から6日にインド、ニュー・デリーで開催された。議題としては、INCP-1からの継続事項4点と発効後の事業予算、資金供与制度の指針、資源動員に関する指針、締約国会議の手続き規則、地球規模の多国間利益配分の仕組みの必要性及び態様、であった。参加国が特に注目したのは継続議題である“議定書遵守のための制度的な仕組み”と、“名古屋議定書第10条に規定されている地球規模の多国間利益配分の仕組みの必要性及び態様”の検討であった。

 JBAは委託事業における国際交渉における政府の支援のため、当該委員会に参加し、この報告会を開催した。会議の報告に加え、名古屋議定書を実施するに当たって重要な情報である海外動向と、JBAのABS支援活動と事業説明をし、更に名古屋議定書採択を受けて2012年3月に第2版が発行された「遺伝資源へのアクセス手引」について説明した。

 

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